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【代表登壇イベレポ】1/20_フクオカベンチャーマーケット(FVM)基調講演

先日1月20日に開催された、フクオカベンチャーマーケット主催のマンスリーマーケットにて、キャディ代表加藤が「製造業DX推進の鍵」というテーマで基調講演を行いました!

地元企業、地元支援者、ものづくり・DX分野企業の関係者様等、約100名の方にご参加いただきました。
※本イベントはzoomを使用してオンラインで開催されました。

フクオカベンチャーマーケットとは
中小・ベンチャー企業の経営課題を克服、事業拡大を図るため、資金調達や販路拡大支援、人材育成支援、最新の情報提供など様々な分野で中小・ベンチャー企業のサポートを実施しています。

マンスリーマーケットとは
フクオカベンチャーマーケットで毎月一回開催。販路を拡大したい企業の方や、事業拡大にあわせて資金調達したい企業の方などを対象としたビジネスプラン発表会や商談会です。

今回お話させていただいたテーマ「製造業DX推進の鍵」は、キャディでもDX推進支援の一環として定期開催しているセミナーであり、好評をいただいている内容です。

今回はその内容の質疑応答の一部をご紹介できたらと思います!

DX推進の鍵

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各業界で広く検討や取り組みの広がるDXですが、下記を前提に取り組むことが重要だと考えます。

DXは目的ではなく、お客さんや社会のニーズをもとに価値を生み出すための手段という認識で取り組むことが大事(Why→What(テーマ)→Howと落としていく 経営課題から落としていく)
取り組みの深さにはいくつかのレイヤーがあるが、デジタル化だけをさすのではなく、場合によっては、組織とプロセス、企業文化や風土を変革していくものである(IT部門に閉じた話ではなく、経営の話)

DXの4レイヤー

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施策やプロジェクトの取り組みの深さによって、DXを4つのレイヤーに整理して解説しました。一般的にはピラミッドのレイヤーが下に行くほど効果は大きく、取り組みの難易度は上がっていきます。

1stレイヤー:作業のDX
難易度が低く、DX系の施策はこのレイヤーを指している場合が多い。
効率化はやっていないのであればやるべきだが、本質的な全社の改革まではいかない。
例)RPA導入による時間短縮など

2ndレイヤー:バリューチェーンのDX
バリューチェーンをまたいで全体を効率化、質の向上をしていく取り組み。
各バリューチェーンの中でお客様に対する価値、自社に対する価値をどう創出するかを考えるフェーズです。作業の効率化だけよりは難易度は高いが、全社的なインパクトは大。

>創出する価値
売り上げを上げる(品質の向上)
コストを下げる(取引内容の見直しや自動発注など)
中長期的にリスクを下げる(リスクの分散化)

例)調達が不良のデータを蓄積していくことでサプライヤーの選定の仕方を変え、最終的には品質を高めていく。製造の生産管理のデータと調達の納品データを突合し、生産が最適にできるような納品の仕方を、調達の段階で実行する。設計→調達→製造、とバリューチェーンをまたがる改革。

3rdレイヤー:ビジネスモデルのDX
「儲けの仕組み」自体を変えていくレベルの取り組み。
例)装置を販売 → 装置から得られる「もの」や「こと」を売る

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>栗田工業の例
元々、水処理の薬品や装置を販売
 → 綺麗な水や濾過するという行為の販売
装置を自社でアセットとして持ち、濾過された水を売る仕組みを作ることで安定的な収益をあげるようになった。

>i Smart Technologiesの例
自動車の大量生産の部品を、稼働状況をモニタリングするデバイスをつけて可視化。
 → モニタリングのシステム、センサーを対社外にも提供するため商品化したことで、部品だけでなく稼働していくサービスも売り物に。

4thレイヤー:風土・文化のDX
ものごとの進め方や考え方を変えていくことでデジタルの浸透・活用を推進していく取り組みです。

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例1)お客様のデータを取得できる様に、オペレーションに組み込む新規データの取得。

例2)ウォーターフォール → アジャイル
情勢や状況が変わっていく中で、環境変化に合わせながら自身の計画自体を変化させていく

DXの推進の具体的な5つのステップ

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DXの具体的な進め方
>推進STEP1~5をブレイクダウン
まずSTEP1で共通のゴール、テーマ(Why)を設定。これは、実際に施策をしているときにいつでも目的に立ち帰れるようにする上でとても重要です。
STEP2でどんなことをするのか、解決策の方法性を定義します。
STEP3では、「ありたい姿」、どんなことを実現していきたいのかを設定します。
そしてSTEP4,5で、具体的なタイムラインを設定し実行、スタートという流れです。

バリューチェーンのDXの武器「CADDi」

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キャディは特にバリューチェーンのDXというレイヤーに対して価値貢献をしています。加工品全般の受発注プラットフォームとして、発注者と加工会社さんのマッチングだけではなく、検品をしてから納品するところまで責任を追うという点が特徴です。

発注者にとっては調達の工数やコストが下がる、加工会社にとっては相見積もりがなくなり、業界を横断したいろいろなお客様からの案件が来るので売り上げの安定化につながるというメリットがあります。

コロナ禍におけるBCP戦略

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サプライヤーを集約するとボリュームが増えるのでコストメリットが出しやすくなり、取引工数も減るというメリットと、サプライヤーを分散することでリスクを減らすことができるメリットをどう両立させるかというところに調達の方はジレンマを感じていらっしゃると思います。
その二つはトレードオフの関係なので、その中で最適解を出すことは困難ですが、約600社の加工会社と提携しているキャディを介することで集約も分散も叶えることができます。

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以上がスライドを使った加藤のプレゼンでした!
以下に参加者様から頂いた質問と回答の一部を紹介します。

質問1:
新規事業を考える際、特定のステークホルダーの課題にフォーカスすべきか、それともステークホルダー全体のメリットを考えるか、どちらでしょうか?

回答:
あるステークホルダーの価値を解決した時、それによって事業全体が成り立つ、あるいは他の価値も解決させる様なクリティカルパスがあるのであればそこにフォーカスすべきだと思います。複数いらっしゃるのであれば複数をある程度同時にフォーカスすべきだと思います。
例えばウーバーはドライバーの数がクリティカルパスで、彼らを担保し、ライダーに対し「どこにいてもすぐに乗れる」という価値を提供することを重視しました。キャディの場合は、特にコロナ禍において発注者が集まることによって案件がたくさんある状態をつくることが売り上げが下がってしまっている受注者にとっては大事です。発注側にフォーカスすることでパートナーさんの稼働率を上げることをサポートしています。その時々のタイミングで力の入れ方は変わってくると思います。
質問2:
現場によく行かれていると思いますが、どのような事に注力して現場を見たり、現場の話を聞いたりしていますか?

回答:
現場課題の把握と信頼関係の構築だと思います。
現場課題の把握で重要な点は個社に迫っていき、課題の「縦展開」を大事にしています。お客様の中でも調達と紐づいている設計だったり、製造だったり、色々な課題が絡み合って調達の課題になっているので、どう絡み合って最終的な課題に繋がっているのか、何が本質的な課題なのかということを直接お話を伺い、探るようにしています。

さいごに

当日は九州の参加者が多くを締めましたが、参加されていない方にも当日の様子を少しでもお伝えできたら幸いです。

最後に、2つご案内です^^
製造業のDXをテーマにしたセミナーは、次回2/16(火)開催予定ですので、ご興味のある方はこちらからご参加ください。

また、最新情報は下記の公式Twitterアカウントで随時配信中ですので、よかったらフォローお願いします!
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