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[新卒0期生インタビュー]#1 コンサルor進学orスタートアップで迷い、M2の1月にキャディを選んだ話

こんにちは!キャディ新卒採用担当の武藤です。

先日、「キャディ新卒採用1期生募集」のリリースをしました。
が、「本格的に」としている通り、実はキャディには過去、インターンなどを経て新卒入社した「幻の0期生社員」が何名かいます。

今回、彼らの就職活動時のエピソードやキャディでの成長について、突撃インタビューしてきました!
第一弾は、現在プロダクトマネージャー(以下:PdM)を務めている後藤さんです!

プロフィール
東京大学工学部、東京大学大学院工学系研究科を卒業し、2022年に新卒でキャディ入社。Manufacturing事業で案件推進を行うプロジェクトマネージャーを経て、現在はCADDi Drawerのプロダクトマネージャーを務める。また、社内の有志組織「ICHIGAN委員会」のメンバーとして、企業文化の醸成・浸透の議論をリード。


自己紹介

――まずは簡単に自己紹介をお願いします!

愛知県出身で、大学入学のタイミングで上京してきました。大学ではマラソンサークルに入り、5回ほどフルマラソンに出場しました。
大学2年生からは陸上運動部に入り、競歩に熱中していました。当時結構頑張っていて、全日本インカレや日本選手権にも出場しました。大学院に進学後は研究に没頭し、ほぼ毎日研究室に通っていました(笑)半ば趣味みたいなもので、やればやるほど新たな発見があり、楽しかったです。
アルバイトも、居酒屋、ピザのデリバリー、塾講師、とか色々やってました。

キャディに入社してからは、Manufacturing事業にて推進担当(プロジェクトマネージャー)→Product本部にてプロダクトマネージャーとして、プロダクトの企画・開発を担当しています。

――入社してまず配属になったのは祖業のManufacturing事業※だったんですね

※製造業における部品調達支援事業

当時はPJMという組織で、いわゆるプロジェクトマネージャーをしていました。具体的には顧客(製造業メーカー)の調達領域における課題を見極め、調達支援の提案を行ったり、協力工場とコミュニケーションを取って実際の部品納入方針を決めるなど、案件のハブ的な役割を担っていました。

Manufacturing事業の概要

バリューチェーンの長い複雑なビジネスの中で顧客案件の担当をしていたので、ビジネスパーソンとしての基礎的なスキルの獲得はもちろん、顧客解像度もかなり上がりました。また事業の伸ばし方や、利益構造について考える機会にも恵まれました。PdMに異動した今でも、当時の経験は十分活きているなと思います。

祖業のManufacturing事業は、今のデータプラットフォーム事業に大きく繋がっているので、詳しくは代表の加藤のnoteも読んでみてください!
※めちゃくちゃ長いです笑

――今やっているPdM(プロダクトマネージャー)って、具体的にどのような仕事ですか?

前提、会社によってPdMの役割は異なりますが、キャディのプロダクトマネージャーは大きく分けて2つの役割があります。

1つ目は、いわゆる事業開発/BizDevです。
顧客のニーズがどこにあるのか、市場調査やヒアリングを通じて仮説立てながら整理して、プロダクトをどう作り・伸ばしていくべきかを設計します。

もう1つはプロダクト開発のディレクションです。
顧客に最速で価値を届けるプロダクト開発のために、エンジニアやデザイナーとのコミュニケーションを密に取りながら、開発項目の優先順位を決めていきます。また、本質的に何の開発が必要で、何が不要なのか、エンジニア・デザイナーと議論しながら、具体的なシステム要件を詰めていきます。

ーー難しい業務ですね(笑)

そうですね(笑)一方で比較的スムーズにキャッチアップできたのは、

  1. 入社してからPdM配属までの約2年半で、課題解決能力含む基本的なビジネススキルが鍛えられていたこと

  2. 大学時代の研究やManufacturing事業のプロジェクトマネージャーを経て、製造業に関する基礎的な知識や経験を得られていたこと

  3. 大学時代の授業や研究、Web製作のインターンを通じて、ソフトウェアエンジニアリングを経験していたので、具体的な開発内容をある程度理解できること

あたりが、要因として大きかったと思います。

↓私目線でのキャディのプロダクトマネジメントの面白さについて、
こちらでも語っていますのでよければご覧ください!

就活での意思決定

――当時はどんな軸で就職活動してましたか?

前提、博士課程と就職で迷っていました。
就活をして、ありがたいことにITコンサルやSIerから内定をいただいていましたが、研究に没頭していてかつ成果も出ていたので、結局修士2年生の12月でも「このままコンサルに行く道以外もありなのかな」と進路に揺れていました。
就活軸としては、テクノロジーとその先の社会インパクトに興味があったので、ITコンサルや事業会社のディレクターを志望していました。

博士課程も含めて迷っていたタイミングで、改めて自分の人生について考えるようになりました。自分が本当にやりたいこと・大事にしたいことってなんだろう?と見つめ直して、大学の先輩経由で色々な人と連絡先を交換したり、実際にお会いしたりしました。
その中の1人が偶然キャディで働いていて色々お話し聞いてみたのですが、タイミング良く社員との交流会があったので参加してみました。

キャディに出会ったきっかけはそこなので、先輩の繋がりを辿って色んな方とお話ししたのはすごく良かったと思っています。

――最後に入社すると決め手になったポイントは何ですか?

正直、最後の最後は直感でした(笑)
年末年始ずっと悩んでいましたが、この人たちと働きたい!ここで成長したい!と本気で思えたので、いただいていた内定をお断りして、
年明けて1月にはキャディを受けよう!と決めました。

直感と言いつつ、当時を振り返ってみると、意思決定のポイントは3つありました。

1つ目は、何よりキャディで働く人が良かったです実際にお会いしてみたら皆さんすごく熱くて、ミッションとピュアに向き合い、自己成長に貪欲な人が多かったので、一緒に仕事するならこういう人たちが良いなと思いました。

最近だと、最高人事責任者(CHRO)の幸松がキャディで新卒採用を始めるにあたっての熱い想いを語っているので、読んでみてほしいです。

2つ目は、事業ドメインへの興味です。大学院では製造業熟練者の知識を活用するために、Digital Tripletという概念に関する研究をしていたので、製造業の背景知識はある程度知ってました。なので「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げているキャディを知り、純粋に面白そうだなと思ってましたね。

3つ目に、今グローバルで勝負できることです。
純粋に、国内に留まるよりもグローバルに行ける方が良いでしょ!と思っていましたが、世の中数多ある事業を見た時に、既にグローバルに行っているもの、もしかしたら今後グローバルに行けるものは沢山あると思います。
ただ、まさに今グローバルに勝負しに行けるタイミングのプロダクトってなかなか無いんじゃないかなと思いました。

実際に入社後、私もベトナム工場の監査に立ち会ったりと、なかなか貴重な経験をできました。

キャディで成長できたポイント

――実際入社してからはどうでしたか?

入社直後は正直なところ、かなりカオスな環境でした(笑)
最初から大きい裁量を与えてもらったものの、半年くらいはただただ目の前の業務をこなすことに必死になってしまってました。

大きな成長ポイントとなったのは、Manufacturing事業において、データ活用のプロダクトにアサインされたことですね。
当時の上司が私の日々のコミュニケーションや考え方を見て、このプロジェクトに向いているのではと判断してくれました。元々データの分析・活用は得意なタイプだったので、自分の強み・スキルを活かせる機会を得て、比較的早い段階で成果を出すことができました。

自分が得意なことなのでどんどん成長する
→周囲の人にも認知してもらえて、新しい依頼や仕事が舞い込むようになる
→さらに新しい知識や経験を蓄えて成長する

という好循環に入れた感覚が明確にありました。

――スキルやスタンスとして身についたなと思うものはありますか?

スキルとしては、課題解決力・プロジェクトマネジメント力・ビジネスコミュニケーション力みたいな、ビジネス一般で求められるスキルについてはかなり鍛えられたと思います。
圧倒的に事業成長のスピードが速い中で、これだけ周囲の人から学びながら実践できる機会はなかなか無いんじゃないかなと率直に思います。

スタンスで言うと大きく2つあるのですが、

1つ目は、ミッションの実現に向かって仕事するようになりました。
キャディのミッションである「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」に純粋に向き合うだけでなく、自己実現としてのミッションにも真摯に向き合って仕事するようになれたのは、そういう人たちがいる環境に身を置いていることが間違いなく大きいです。
社員が皆、前の会社でも活躍してきた中で、キャディというレベルの高い環境に飛び込んできたのは、何かしら人生に向き合っている。つまり真剣に自分の価値観に向き合い、どう生きたいかに向き合ってきたうえで、今の環境を選択しているなと。
そういう人達に囲まれると、自然と自分の人生を真剣に考え、今後どの方向性に行きたいのか考える・向き合うようになりましたね。

2つ目に、失敗を恐れずにチャレンジするようになりました。
それこそキャディに入社を決めた時もそうなのですが、普通に行けば自分もコンサルに就職していたと思います。何かのレールから外れるんじゃないか、という漠然とした不安も0ではなかったです。
ただそれでも一歩踏み出して何かを掴みに行く姿勢、未知のことでも果敢にチャレンジする姿勢、はキャディに入ってからより強くなったように感じますね。

それこそPdMへの異動の際にも、「テクノロジーを活用して、世の中にインパクトを残すものをつくる」という自分が元々やりたかったことに従って、自ら手を挙げました。

キャディは、そういった挑戦しようとする姿勢を受けて入れてくれますし、自ら聞きに行けば誰でも時間を作って教えてくれるので、学びに事を欠きません。

自分で挑戦する機会を掴みに行くこと、自分で学ぶ機会を取りに行くこと
が大事ですね!

キャディだからこそできた経験

――実際に入社してから、キャディだからこそできた経験ってありますか?

コンサルだと出来なかったであろう経験は沢山あって、
0から事業やプロダクトを作れる環境ですごく良かったです。

コンサルではクライアントワークになので顧客の事業推進が中心になりますが、自分で直接事業やプロダクトを成長させる実感が得られるのは、キャディならではと感じていました。
今ない事業を創る、ないしは事業成長に向けて推進する経験をしたい人にとっては、コンサル行くよりも、事業会社来た方が近道だと思います。

キャディのようなスピード感もって働く環境ですごく毎日は相当濃密だし、2倍・3倍の密度があるからそれだけの成長機会があるなと肌で感じます。
例えばプロダクト開発に携わった際には、
プロダクトを作る →上司・顧客からフィードバックをもらう →エンジニアチームと相談して改善する →上司・顧客からフィードバックをもらう
というPDCAの強度がすごく高いなと思っていました。

理由としては2つあると思っていて、
1つ目に、社内の先輩・上司が圧倒的に優秀なことです。一般的なビジネススキルや戦略立案、他部門とのコラボレーション方法など、学びの機会に溢れています。キャディには1on1の奨励文化があるので、前のめりの姿勢さえあれば、いつでも誰からでも学びを得ることができます。

2つ目に、事業目標がとにかく高いことです。
既にグローバルでトップクラスの成長速度を、さらにもっと速くしていこうとしているので、必然的に日々の密度が上がっているのだと感じます。

20代のうちにどれだけの試行錯誤回数を重ねて、どれだけ多くの失敗をして、そこからどれだけ多くの学びを得られるか?が、その後のキャリアに大きく影響してくると思います。

――こういう風にならないように気をつけていた、などはありますか?

すごく濃密な時間を過ごしていく一方で、ともすると毎日ただただタスクを遂行する人になってしまうなと思うので、
周囲のFBから学びを抽象化・言語化したり、本を読んで成功の原理原則やべスプラを学ぶことは相当に重要だと感じます。

日々の実践を行い、抽象化した学びを獲得して、の繰り返しで成長するんだと思うんですよね。ただ毎日業務をこなすだけだと成長しないので、意識的に抽象的な学びに昇華する必要があるなと。また過去の自分と比較して成長実感・自己効力感を得ることは、精神衛生的にも良いと思います(笑)

私は日次・週次で個人的に振り返りをしたり、上長と1on1をしたりして、中長期での自分のありたい姿を設定して、差分を埋めるためのプロセスと今やるべきことを整理する、という習慣を大事にしてました。

それこそ大学時代から日記をつけたりして、気づきや学びを抽象化する、で具体の実践に移してそこでの気づきをまた抽象化する、という経験学習のサイクルは結構おすすめなので、
私のオリジナルで良ければ面談などでいつでもご紹介します!

今後のビジョン

――今後キャディで目指す、自身のビジョンはありますか?

目の前の顧客に価値のあるプロダクトをきちんと提供して、本質的に役立つものを作っていきたいと考えています。中長期的には、事業に対して自分自身で大きく貢献する成果を分かりやすく残したいですね。
事業に対して大きいインパクトを生み出せているということは、顧客に対してもそれだけ大きい価値提供をできている証明だと考えています。

あとは元々中学校の教員になりたかったのもあって、長いビジョンとしては教育に興味があります。
まずは自分自身の個の力を身につけていますが、ゆくゆくは人のポテンシャルを見出して伸ばしていく(=ポテンシャルを解放していく)とともに、日本の国力の土台を推し上げるような取り組みができたらと思っています。

キャディでも自分の経験やスキルを活かして、人材育成や教育的な活動にも携わっていきたいですね。後輩や部下のポテンシャルを引き出して、成長を支援するような役割を担っていきたいです。

――1つだけ、就職活動期の自分に改めて言えることはありますか?

まずは自分を知ることが一番だと、改めて言いたいです。

自分って何考えてるんだろう?将来どうなりたいんだろ?とか、根源的な欲求も含めて自分を知ることって意識的にやらないと、なかなか考える時間ないと思うんですよね。今の自分にも共通して言えるのですが、忙しくなってきたり目の前のことでいっぱいになったりして自分の先のことを考えなくなると、もっと本質的な部分を考える時間も自然と減るなという感覚があります。

振り返りと実践の強度が高いこともキャディの魅力の一つだと感じますが、
まずは就職活動のタイミングで自分の人生について本気で悩み、自分を知ることが社会人になる一歩目として良いんじゃないかなと思いますね!


お読みいただきありがとうございました!
キャディでは新卒採用を本格的に開始し、世界最大産業×最高難易度の課題解決とグローバルでの挑戦を牽引する新卒1期生を大募集中です。

直近では代表の加藤がウェビナーにも登壇予定です。日本から世界を変えようと本気で志す熱い想いや、圧倒的な成長によるキャリア形成の話などを赤裸々にお話しするので、ぜひご参加ください!

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